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| 【プロローグ-2】 |
思いは強くなるも、別れの日はやって来て
次の日。
隣町の花火大会に出かけた4人だったが、
途中で浩介と夏葵だけがはぐれ、2人きりの時間を過ごす。
それだけでなく、偶然この時期立ち入りが禁止されているはずの島に立ち入ることが許され、
花火を特等席で見物する機会に恵まれた。
ネックレスの効果かと驚く浩介。
2人で見上げた夜空には色とりどりにきらめく光の大輪が咲き、
空を焦がしている。
その美しさに感動して涙を流した夏葵に、
浩介は強い想いを抱くのだった。
いよいよ夏葵と由香が帰る日の前日
泉水を除く3人は、
山の中にひっそりとたたずむ廃墟・松野木(まつのぎ)団地跡に探検に出かけた。
そこは高度成長期の終わりと共に衰退した場所、
時間の止まった空間だった。
廃墟の屋上から見える廃工場も、郷愁を誘う。
珍しさにはしゃぐ由香、
当時の生活を分析する夏葵。
そんな2人を見ながら、
浩介は2人との別れにもの寂しいものを感じていた。
彼女たちが帰れば、
また代わり映えしないいつもの日常が戻ってくる。
けれど、浩介の心では夏葵という存在が
大きなものになりつつあるのだ。
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田舎に住む自分、
都会から来た少女。
埋めることのできない距離。
それを考えると、
浩介はやるせない気持ちになるのだった…………。
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